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初心者でも見つけやすい野鳥を紹介

初心者でも見つけやすい!身近な野鳥観察ガイド

こんにちは!野鳥観察愛好家の皆さん、そしてこれからバードウォッチングを始めてみたいと考えている皆さん!

「鳥ってどんな鳥がいるんだろう?」「どこで見つけられるの?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。今回は、そんな皆さんのために、私たちのすぐそばにいる、初心者でも見つけやすい野鳥たちを厳選してご紹介します!

公園や街中、自宅の庭など、普段何気なく過ごしている場所にも、たくさんの野鳥たちが息づいています。少しの好奇心と観察のコツで、あなたの毎日はきっともっと豊かになりますよ。

さあ、一緒に身近な野鳥の世界を覗いてみましょう!

1. 街のアイドル!スズメ

まずは、私たちにとって最も馴染み深い野鳥、スズメです。

特徴

  • 体長約14cm。茶色と灰色の、どこか懐かしい体色。
  • 「チュンチュン」という、親しみやすい鳴き声が特徴です。
  • 群れで行動することが多く、賑やかな姿を見せてくれます。

見つけやすい場所

  • 住宅地や公園、駅前など、人の生活圏であればどこでも。
  • 地面でクチバシをつつきながらエサを探している姿をよく見かけます。
  • 電線に整列して止まる姿も、スズメならではの愛らしい光景です。

スズメは一年中見られる留鳥(りゅうちょう:一年中同じ場所にいる鳥)で、人間の生活に寄り添って暮らしています。ぱっと見は地味に感じるかもしれませんが、よく観察すると、季節によって羽の色合いが微妙に変化したりと、奥深い魅力に気づけるはず。まずはスズメの観察から、バードウォッチングの基本をマスターするのがおすすめです。

2. 都市の賢者、ハト(ドバト)

都市部でよく見かけるハト、特にドバト(カワラバト)も、観察の対象として欠かせません。

特徴

  • 体長約33cm。灰色の体に、黒い模様や、首元の緑や紫に輝く光沢が特徴的です。
  • 「クックー、クックー」と、落ち着いた鳴き声で鳴きます。

見つけやすい場所

  • 都市部の広場や公園、駅前など、人の集まる場所。
  • 地面で餌を探している姿をよく見かけます。

ドバトは人に慣れているため、近くに寄ってもあまり逃げません。そのため、じっくりと観察するのにぴったりな鳥です。様々な色や模様のハトがいますが、これはかつて人間が飼育していたものが野生化したことで、多様な姿になったためと考えられています。身近すぎて見過ごしがちですが、その賢さや行動を観察すると、意外な発見があるかもしれません。

3. 知能の高さに驚く、カラス

日本でよく見かけるカラスは、主にハシブトガラスハシボソガラスの2種類です。

特徴

  • 体長約50cm。全身を覆う漆黒の羽が特徴的です。
  • 非常に賢く、記憶力も優れていることで知られています。
  • 「カーカー」と、力強い声で鳴きます。

見つけやすい場所

  • 都市部から山間部まで、非常に広い範囲に分布しています。
  • 公園や住宅地の高い木の上、ゴミ集積所など、餌がある場所。

カラスは道具を使ったり、人間の行動パターンを覚えたりと、その知能の高さには目を見張るものがあります。近年は都市部にも多く生息しており、身近に観察できる野鳥です。ハシブトガラスとハシボソガラスの見分け方は、慣れると簡単。ハシブトはくちばしが太く、額が丸みを帯びているのに対し、ハシボソはくちばしが細めで、額の傾斜がなだらかです。ぜひ見比べてみてください。

4. 元気いっぱい!シジュウカラ

可愛らしい姿と活発な動きで人気のシジュウカラも、初心者におすすめです。

特徴

  • 体長約15cm。頭は黒く、胸から腹にかけて一本の黒い線が通っています。
  • 「ツツピー」「ジュクジュク」など、多彩な鳴き声で楽しませてくれます。
  • 常に動き回っていて、見ているだけで元気がもらえます。

見つけやすい場所

  • 公園や庭にある木々。
  • バードフィーダー(鳥の餌台)にもよく訪れます。
  • 冬場は、他の小鳥たちと集まって行動する混群(こんぐん:いくつかの種類の小鳥が集まった群れ)を形成することもあります。

シジュウカラは、そのはっきりとした模様と、ちょこまかと忙しなく動き回る姿がとても愛らしい鳥です。特に冬場は、餌を求めて人里に近づいてくることが多く、観察しやすくなります。巣箱を設置すると、繁殖期に利用してくれることも。庭先でシジュウカラの営巣を観察できるなんて、素敵ですよね。

5. どこからでも「ピーヨ!」ヒヨドリ

日本全国でよく見かけるヒヨドリも、初心者にとって観察しやすい対象です。

特徴

  • 体長約28cm。茶灰色を基調とした体に、頭の羽が少し立っていて冠羽(かんう)のように見えるのが特徴です。
  • 「ピーヨ、ピーヨ」という、特徴的な鳴き声が耳に残りやすいです。
  • 果実や花の蜜を好んで食べます。

見つけやすい場所

  • 公園や庭にある木々の上。
  • 花の咲いている場所、果実のなる木の周辺。

ヒヨドリは一年中見られる留鳥で、特に冬場は群れで行動することが多いです。花の蜜を吸うために、逆さまになって枝にぶら下がるユニークな姿や、果実を丸ごと口に入れてしまう様子など、行動観察も非常に面白い鳥です。鳴き声も個性的で、耳を澄ませばすぐにその存在に気づけるでしょう。

6. 美しい緑の宝石、メジロ

日本の野鳥の中でも、特に人気の高いメジロを紹介します。

特徴

  • 体長約12cm。全身が鮮やかな黄緑色で、目の周りが白いのが最大の特徴です。
  • 「チーチー」という、可愛らしい高い声で鳴きます。
  • 小回りの利く、素早い飛び方をします。

見つけやすい場所

  • 梅や桜など、花の咲く時期に花の蜜を求めてやってきます。
  • 公園や庭の木々。
  • 冬場は小群で行動することが多いです。

メジロの名前の由来にもなっている「目の周りの白い縁取り」は、一度見たら忘れられないほど印象的です。特に春先、花が咲き始めると、花の蜜を吸うために低い位置にも降りてくるため、観察しやすくなります。小型で動きが素早いですが、花に夢中になっている時は、じっくりとその愛らしい姿を観察するチャンスです。

7. 集団行動が魅力!ムクドリ

都市部でも田園地帯でも見かけることの多いムクドリも、ぜひ注目したい鳥です。

特徴

  • 体長約24cm。黒褐色の体に、光の加減で星のように見える白い斑点模様があります。
  • 群れで行動することが非常に多く、その様子は圧巻です。

見つけやすい場所

  • 公園の芝生や農耕地。
  • 電線や建物の屋根の上。
  • 夕方になると、大きな群れで空を舞う「鳥柱」のような光景が見られることも。

ムクドリは社会性が高く、特に秋から冬にかけては数千羽、数万羽といった大群を形成することがあります。地面を歩きながら昆虫などを探す姿がよく見られ、その独特の歩き方も観察ポイントの一つ。近くで見ると、羽が虹色に光り輝き、その美しさに驚かされます。

8. 美しい鳴き声のキジバト

最後に紹介するのは、日本各地で古くから見られるキジバトです。

特徴

  • 体長約33cm。茶色の体に、首の側面に黒と白の斑点模様があります。
  • 「デデッポッポー」という、特徴的で落ち着いた鳴き声が耳に残りやすいです。
  • 飛び立つ際に、羽音が大きく響くのが特徴です。

見つけやすい場所

  • 住宅地の電線や屋根の上。
  • 公園や農耕地。
  • 地面を歩いてエサを探していることも多いです。

キジバトは、街中でよく見かけるドバトに比べて少し小柄で、より野生的な印象を受けます。春から夏にかけては繁殖期に入り、「デデッポッポー」という愛らしい鳴き声をよく聞くことができます。飛び立つ際の羽音が特徴的なので、音でも識別しやすい鳥ですよ。

野鳥観察の基本的なコツ

これらの野鳥たちに出会う確率をぐっと高めるための、基本的なコツをいくつかご紹介します。

  1. 時間帯を選ぶ

    鳥の活動が最も活発なのは、早朝(日の出から2〜3時間)です。また、夕方も、鳥が餌場に戻る時間帯なので観察に適しています。

  2. 静かに、ゆっくり動く

    急な動きや大きな音は、鳥を驚かせてしまいます。できるだけ目立たない服装で、静かに、そっと行動しましょう。

  3. 双眼鏡を活用する

    初心者の方には、8倍程度の倍率の双眼鏡がおすすめです。手ブレしにくく、広い視野で鳥を見つけやすくなります。

  4. 鳴き声に注目する

    多くの場合、鳥の存在に気づくのはその鳴き声からです。スマホのアプリなどで鳴き声を覚えておくと、鳥の名前を特定するのに役立ちます。

  5. 定点観察を試みる

    水辺や開けた場所で、じっと鳥が来るのを待つのも良い方法です。鳥が人間に慣れて、意外と近くまで来てくれることもあります。

季節ごとの観察のポイント

野鳥は、季節によって見られる種類や行動が変化します。その季節ならではの楽しみ方を知っておくと、より深く野鳥観察を満喫できます。

季節観察のポイント
春(3〜5月)繁殖期で、鳥たちのさえずり(囀り:鳥の鳴き声で、縄張りを主張したり、仲間を呼んだりするもの)が活発になります。さえずりを頼りに鳥を見つけやすくなるほか、巣材を集める姿なども観察できます。
夏(6〜8月)若鳥(わかどり:親鳥から独立したばかりの若い鳥)も見られるようになります。早朝の活動が特に活発で、水浴びをする姿も観察できます。
秋(9〜11月)渡り鳥(わたりどり:季節によって長距離を移動する鳥)が見られるようになります。紅葉と一緒に鳥を撮影するのも楽しいでしょう。冬に備えて、盛んに餌を食べる姿が見られます。
冬(12〜2月)木々の葉が落ちるので、鳥が見つけやすくなります。餌台を設置すると、様々な種類の鳥が訪れることがあります。混群で行動する小鳥たちを観察しやすい季節です。

まとめ:さあ、あなたも野鳥観察を始めよう!

今日は、初心者でも見つけやすい8種類の野鳥と、観察のコツ、そして季節ごとの楽しみ方についてご紹介しました。

  • スズメ
  • ハト(ドバト)
  • カラス
  • シジュウカラ
  • ヒヨドリ
  • メジロ
  • ムクドリ
  • キジバト

これらの鳥たちは、私たちのすぐそばにいます。少し意識するだけで、いつもの日常が、発見と感動に満ちた時間へと変わるはずです。

バードウォッチングは、特別な道具がなくても、歩きながら、あるいは窓から外を眺めるだけでも楽しめる、素晴らしい趣味です。まずは今日ご紹介した鳥たちを見つけることから始めて、徐々に観察する鳥の種類を増やしていってください。

野鳥との出会いが、皆さんの日常に新しい発見と喜びをもたらしてくれることを願っています。さあ、あなたも今日から、野鳥観察の世界に飛び込んでみませんか?

それでは、次回の記事でまたお会いしましょう!

とりぴけが使っているカメラはコレ
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