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一脚の使いかた

一脚の使いかた アイキャッチ画像

野鳥を撮影するとき、カメラを手持ちだと、手ブレがひどく発生します。

一脚を使うと、手ブレを軽減させ撮影できます。

「一脚」の印象をひとことで表すと、「コンパクトで手ブレが軽減できる」機材です。

この記事は、こんな人におススメ
  • 一脚を使用してみたいひと
  • 一脚を買おうとしているひと

一脚でできること

一脚は、「カメラを手持ち」・「カメラを三脚に固定」のちょうど中間の位置づけとなります。

一脚を使用すると、以下の効果を得れます。

  • 手ブレの軽減
  • 腕の負担軽減

手ブレの軽減

一脚を使用すると、「手ブレが軽減」できます。

手ブレ防止の効果は、手持ちと三脚の中間ぐらいです。完全に手ブレが防止できるわけではありません。

それを踏まえたうえで、導入を検討してください。

腕の負担軽減

手持ちで長時間撮影すると、腕が疲れます。

カメラの重さを一脚が支えてくれることにより、腕の負担が軽減されます。

一脚を使用すると、撮影角度を調整するだけになります。

一脚の種類

一脚には大きく分けて、2つの種類があります。

  • 一脚
  • 足付き一脚

趣向に合わせ、どちらのタイプにするか決めていきます。

一脚

一脚

一脚は、細長いスティックタイプの機材となります。

一脚の足は、3~5段階で伸び縮みして、持ち運びがしやすいようになっています。

サイズが小さいためリュックに入ります。

種類によっては、杖の代りに使用できるほど、強度があるものもあります。

一脚の特徴を端的にまとめると、以下となります。

  • コンパクトで持ち運びがしやすい
  • 3~5段階で伸び縮みする
  • 手ブレがそれなりに軽減する(カメラを手持ちするよりは軽減)

一脚に雲台を取り付けると、使い勝手が良くなります。

一脚、三脚、手持ちでの手ブレの違いを、以下の動画(17:45あたり)で比較しているので、良ければ見てください。

一脚の使いかた

一脚の使いかたは、以下の通りです。

  1. 一脚を撮影場所に持っていく
  2. 一脚に雲台とカメラを取り付ける
  3. 一脚に取り付けたカメラで撮影する
  4. 一脚を持ち運びする
一脚を撮影場所に持っていく
一脚を撮影場所に持っていく
一脚を撮影場所に持っていく

一脚を撮影場所に持っていきます。

一脚は細長い棒の形です。重さは軽量です。リュックなどで気軽に持ち運べます。

一脚に雲台とカメラを取り付ける
一脚の足を伸ばした状態
一脚の足を伸ばした状態

一脚の足を伸ばします。

一脚の頭には、カメラネジがあります。

カメラネジに雲台を取り付けます。

一脚に雲台を取り付ける
一脚に雲台を取り付ける

カメラのほうには、雲台のシュープレートを取り付けます。シュープレートと雲台を固定します。

カメラにシュープレートを取り付ける
カメラにシュープレートを取り付ける
一脚に取り付けたカメラで撮影する

一脚で写真や動画を撮影します。

一脚は自立できません。撮影中は、つねに手を添える必要があります。

ふとした時に手が離れてしまい、カメラごと一脚が倒れてしまう可能性があります。カメラストラップを首からかけて一脚で撮影すると、倒れるリスクが軽減されます。

一脚に取り付けたカメラで撮影する
一脚に取り付けたカメラで撮影する

手持ちと違い、一脚の足が地面に固定されていると画角の調整が難しいです。

雲台に首振り機能がついていると、画角調整ができるようになります。雲台は首振り機能がついているものにしましょう。雲台に水準器がついていると、平行に戻す時に楽なので、水準器付きのものがおススメです。

雲台で画角を調整する
雲台で画角を調整する

一脚での写真撮影は問題なく行えますが、一脚での動画撮影は、どうしても手ブレが発生してしまいます。

あくまで手持ちの動画撮影よりかは手ブレが軽減できる、ぐらいの気持ちで使用するといいでしょう。

一脚を持ち運びする
一脚を持ち運びする
一脚を持ち運びする

一脚を持ち運ぶときは、一脚の足を短くしましょう。一脚の足が長い状態で持ち運ぼうとした場合、一脚の足に自分の足があたってしまい、歩きづらいです。自分の腕に近いロックを1つか2つ短くすればOKです。

一脚を持ち運ぶときは、カメラはつけたままにしましょう。急に野鳥が現れても、すぐに撮影を開始できます。一脚の足を左手で持ち、右手でカメラのシャッターを切ります。

足付き一脚

足付き一脚

足付き一脚は、一脚の地面部分に小さい3つの足がついているタイプの機材となります。

一脚同様に、足付き一脚の軸部分は、3~5段階で伸び縮みするようになっています。

脚部分に出っ張りがあるため、持ち運びが若干しづらくなります。

足付き一脚の特徴を端的にまとめると、以下となります。

  • 三脚よりは持ち運びがしやすい(重量が軽い)
  • 3~5段階で伸び縮みする
  • 三脚と違い、高さの調整が1回(軸足のみ)で済む
  • 風が強いとブレる(一脚よりはブレが軽減)

足付き一脚は、雲台が製品に付属しているものがほとんどです。

足付き一脚の使いかた

足付き一脚の使いかたは、以下の通りです。

  1. 足付き一脚を撮影場所に持っていく
  2. 足付き一脚にカメラを取り付ける
  3. 足付き一脚に取り付けたカメラで撮影する
  4. 足付き一脚を持ち運びする
足付き一脚を撮影場所に持っていく
一脚を三脚ストラップで持ち運ぶ
一脚を三脚ストラップで持ち運ぶ

足付き一脚を撮影場所に持っていきます。

足付き一脚は足の部分が3つ足になっていて、厚みがあります。

そのため、三脚ストラップで持ち運ぶことをおススメします。大きめのリュックがあれば、リュックにも入ります。

足付き一脚にカメラを取り付ける
一脚の足を最大まで伸ばす
一脚の足を最大まで伸ばす

足付き一脚の軸足を伸ばします。

足付き一脚の頭には、雲台があります。

カメラに、雲台のシュープレートを取り付けます。シュープレートと足つき一脚の雲台を固定します。

雲台のシュープレートをカメラに取り付ける
雲台のシュープレートをカメラに取り付ける

一脚の足を最大まで伸ばすと、身長より高い位置から撮影できます。

一脚にカメラを取り付ける
一脚にカメラを取り付ける
足付き一脚に取り付けたカメラで撮影する
足付き一脚に取り付けたカメラで撮影する

足付き一脚で写真や動画を撮影します。

足付き一脚は自立できます。動画撮影の際は画角を調整した後は、手を離せます。

足つき一脚の軸足を伸ばすとバランスが悪くなり、風が吹くとゆらゆらと揺れます。動画を撮影するときは、なるべく軸足は短くして撮りましょう。

足付き一脚を使うと手持ちと比べて、動画があまりブレなくなりますが、ブレが完璧になくならないことを念頭におきましょう。

足付き一脚を持ち運びする
足付き一脚を持ち運びする
足付き一脚を持ち運びする

足付き一脚を持ち運ぶときは、軸足を短くしましょう。一脚の軸足が長い状態で持ち運ぶのは困難です。自分の腕に近いロックを1つか2つ短くすればOKです。また、3つ足の部分も必要に応じて、短くします。すれ違う人にあたらない長さにします。

足付き一脚を持ち運ぶときは、カメラはつけたままにしましょう。急に野鳥が現れても、すぐに撮影を開始できます。足付き一脚の軸足を左手で持ち、右手でカメラのシャッターを切ります。

以上、「一脚のつかいかた」を解説しました。

コンパクトに持ち運びしつつ手ブレを軽減させたいひとは、一脚の導入を検討してみましょう。

とりぴけが使っているカメラはコレ
とりぴけが使っているカメラはコレ