野鳥撮影するための「カメラのえらびかた・つかいかた」を解説します。
まず前提として、野鳥を撮るには、超望遠で撮れるカメラが必要です。
野鳥は遠くにいることが多く、近くしか撮れないカメラだと、野鳥をおおきく撮れません。
そのため、野鳥を撮影する場合は、超望遠のカメラを購入しましょう
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- 野鳥撮影をはじめたいひと
カメラのえらびかた
カメラは大きくわけて、以下の3点で構成されます。
- カメラ本体 (+レンズ)
- バッテリー
- SDカード
カメラは超望遠タイプを選ぶ
野鳥をおおきく撮影するには、超望遠のカメラが必要です。
超望遠のカメラを選定するにあたり、以下のどちらかを選べます。
- 超望遠タイプのコンパクトデジタルカメラ ※おススメ
- デジタル一眼レフ + 超望遠レンズ
おススメするのは、「超望遠タイプのコンパクトデジタルカメラ」です。
理由としては、カメラの「重量」と「携帯性」が優れているからです。
まずは、「重量」について、考えていきます。
「超望遠タイプのコンパクトデジタルカメラ」は、重さが600g~1,415g。超望遠レンズは内蔵しています。
一方、「デジタル一眼レフ + 超望遠レンズ」の場合、野鳥が撮りやすい焦点距離1,200mmのレンズだと、2,000g。カメラ本体が500gと考えると、合計で2,500gの重量となります。
- 「超望遠タイプのコンパクトデジタルカメラ」:600g~1,415g
- 「デジタル一眼レフ + 超望遠レンズ」 :2,500g
想像してみてください。牛乳パック1リットルの2.5個分の重量を両手で構えて、ずっと野鳥を追えますか?
少なくとも、私には無理です。かならず三脚が必要になるでしょう。
次は、「携帯性」について、考えてみます。
「超望遠タイプのコンパクトデジタルカメラ」の長さは、11cm~18㎝。超望遠レンズは内蔵しています。首からストラップをかけて、持ち運べます。
一方、「デジタル一眼レフ + 超望遠レンズ」の場合、焦点距離1,200mmの超望遠レンズの長さは、50cm程度となります。持ち運びの際は、カメラと超望遠レンズは分離させて、ケースに入れて持ち運びます。首からストラップをかけて、持ち運ぶのは難しいです。
- 「超望遠タイプのコンパクトデジタルカメラ」:11cm~18㎝
- 「デジタル一眼レフ + 超望遠レンズ」 :50cm程度
50cmの超望遠レンズを気軽に外に持っていくことはできません。超望遠レンズの持ち運びには、専用のレンズケースが必要です。
- カメラのあつかいやすさを重視するなら「超望遠タイプのコンパクトデジタルカメラ」
- どうしても、写真の画質にこだわる場合は、「デジタル一眼レフ + 超望遠レンズ」
として、野鳥撮影用のカメラをえらびましょう。
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バッテリーは2個以上用意する
カメラのバッテリーは、最低限2つ用意しましょう。
珍しい野鳥を見かけたときにバッテリーが切れたら、最悪です。
1回の撮影では、かならずバッテリーがあまるぐらいの個数を用意しましょう。
Canon PowerShot SX70 HS用バッテリー
Nikon COOLPIX P1000用バッテリー
SDカードは容量256GB以上・速度class10以上を選ぶ
カメラのSDカードは、容量と速度をみる必要があります、
最近は、4K動画を撮れる機種が増えてきたので、容量256GB以上・速度はclass10以上のSDカードを用意しましょう。
カメラのつかいかた
超望遠のカメラが準備できたら、カメラで野鳥を撮影しましょう。
カメラをもって、いざ外へ。
野鳥の撮りかたは、実際に写真を撮りながら覚えていきましょう。
野鳥写真の撮影はAUTOモードでOK
野鳥の写真撮影は、限られた一瞬の時間で撮る必要があります。
野鳥は生き物。モタモタしていると、すぐさまどこかに飛び去ってしまいます。
限られた一瞬の時間でカメラの設定を調整して、野鳥を撮ることは難しいです。
そのため、野鳥を撮るときは、カメラの設定をAUTOモードにしましょう。
カメラの設定をAUTOモードにしたら、野鳥を見つけます。
野鳥にカメラを向けて、シャッターボタンを軽く押します。
すると、野鳥に対して、ピントが合います。
野鳥の手前に障害物があると、ピントが合わないことがあります。
ピントが合わない場合は、カメラの向き先をすこしずらして、もう一度、シャッターボタンを軽く押します。
野鳥にピントがあったら、シャッターボタンを強く押します。
すると、野鳥の写真が撮れます。これだけです。
野鳥の写真をキレイに撮るポイントは以下です。
- 野鳥を大きく撮る
- 野鳥にピント合わせる
- とにかく多くの写真を撮る
とにかくシャッターボタンを何回も押して、より多くの野鳥写真を撮りましょう。
そのなかから1枚、奇跡的な写真を見つけます。
野鳥動画は三脚で撮影するべき
野鳥の写真撮影に慣れてきたら、野鳥の動画を撮ってみましょう。
野鳥の動画撮影も、限られた一瞬の時間で撮る必要があります。
モタモタしていると、野鳥が逃げてしまいます。
野鳥の動画を撮る場合は、動画の見やすさを考えるのであれば、三脚を使うようにしてください。
三脚を使うことで動画がブレずに撮れて、動画を見るときに野鳥に集中できます。
適宜、撮影場所を移動しながら動画を撮る場合は、カメラは三脚に設置しながら持ち運ぶといいでしょう。もし、移動中に野鳥を見つけたら、すぐさま野鳥の動画を撮れる体制に移れます。
移動中の三脚の持ち運びには、十分に気をつけてください。人の走行を妨げたり、ぶつけたりしないように気を配ります。
必要に応じて、移動中は三脚の脚を短くしましょう。
野鳥の動画を撮りはじめると、いかにキレイに撮るのが難しいか実感します。
基本的には、野鳥写真を撮るときと同じです。
ただ、動画を撮るときは、
- 撮影中ブレない
- 野鳥の動きに合わせて、カメラを動かす
必要があります。
そのため、三脚とビデオ用雲台が追加で必要です。
野鳥の動画をキレイに撮るポイントは以下です。
- 野鳥をおおきく撮る
- 野鳥にピントを合わせる
- 三脚 + ビデオ用雲台を使う
- スムーズに野鳥に追随する (野鳥がフレームアウトしないように注意)
以上、野鳥撮影するための「カメラのえらびかた・つかいかた」を解説しました。
この記事を参考に、野鳥撮影の世界に踏み入れてみましょう!